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【室内で飼っていても油断大敵!ノミ・ダニ・蚊のフル対策ガイド】

<室内飼いだから大丈夫…ではない!>
「うちは完全に室内飼いだから、ノミやダニ、蚊の心配はない」と思っていませんか?
実はそれ、ちょっと危険な思い込みかもしれません。
ノミ・ダニ・蚊は私たち人間が外から持ち込むこともありますし、
網戸の隙間やちょっとした玄関の開け閉めからでも、あっという間に室内へ侵入してきます。
完全室内飼いでも油断せず、しっかりと対策してあげることが大切です。

 

<ノミ・ダニ・蚊、それぞれの怖さとは?>
ノミはペットの体に寄生して吸血し、強いかゆみや皮膚炎を引き起こします。
多くなると貧血になることもあり、特に小型犬や子猫などは注意が必要です。
ダニは、アレルギー性皮膚炎や重篤な病気を引き起こす原因にもなり、
種類によっては人間に感染する病気(SFTSなど)を媒介することも。
蚊はフィラリア症(犬糸状虫症)の原因になります。
特に犬にとっては命にかかわる重大な疾患です。

 

<まずは予防が基本!動物病院で相談を>
ノミ・ダニ・蚊の対策で最も重要なのは「予防」です。
定期的な駆除薬の使用が効果的で、動物病院で処方してもらうスポットタイプや内服薬などがあります。
市販の製品もありますが、体格や体質によって使えるものが異なるため、
かかりつけの獣医さんと相談して、最適な方法を選びましょう。
フィラリア予防薬は蚊の出始める時期に合わせて投与スタートするのが理想です。

 

<おうちの中でもできる対策いろいろ>
ノミ・ダニの潜む場所は意外と多く、絨毯・ソファ・カーテン・ペットベッドなどは特に要注意。
こまめな掃除と洗濯が基本になります。
掃除機は週に数回、特にペットがよく過ごす場所は念入りに。
ペット用ベッドや毛布はこまめに洗い、しっかり乾かして。
加えて、ダニの繁殖を防ぐためにも、湿度は60%以下を保つよう心がけましょう。
蚊対策には、網戸の補修や、窓を開けるときに網戸の内側にカーテンを閉めるなどの工夫も◎。

 

<お散歩や来客でも侵入のリスクあり>
「室内飼い」とはいえ、お散歩後の足ふきや体チェックは必須です。
ノミやダニが草むらや地面に潜んでいることがあるので、
帰宅後にはペットの体をよく見て、異変がないか確認しましょう。
また、来客の靴や衣服について外から虫が入ってくることもあるため、
玄関マットを清潔に保ち、できればペットが玄関に直接寝転ばないようにするのもポイントです。

 

<対策の継続が何より大事>
「虫がいない時期は休んでも大丈夫?」という質問をよく耳にしますが、
ノミやダニは一年中室内に潜んでいることがありますし、
蚊も地域によっては春先や秋口まで活動します。
気温が安定していない今の時期こそ、油断せずにしっかりと対策を続けましょう。
1回で終わりではなく、月1回など定期的に予防する習慣をつけておくことが大切です。

 

<おわりに>
「うちは室内飼いだから」と安心するのではなく、
家族であるペットを守るためにも、できることから始めてみませんか?
予防・清潔・環境管理、この3つを意識することで、
ペットも人も心地よく、健康に過ごすことができます。
季節の変わり目は特に注意が必要です。
この機会に、おうちのノミ・ダニ・蚊対策、ぜひ見直してみてくださいね。

 

<ペットの天使>
https://petnotenshi.com/